LINEレシートキャンペーンについて
LINEレシートキャンペーンは、商品のレシートをLINEで送信することで、キャンペーンに応募できる仕組みです。LINEを利用するので、はがきやWEBキャンペーンと比べて消費者が簡単に応募しやすく、利用ユーザーの多さから企業にとっても顧客エンゲージメントを高めるための効果的な手段となっています。
特徴
・商品のレシートをLINEで送信することで、応募できるキャンペーン
・消費者との顧客接点や顧客情報のデータ収集にも活用されている
メリット
①消費者が手軽に応募できるため、応募者の増加が見込める
応募者はレシートを撮影し、指定されたLINEアカウントに送信するだけで抽選やポイント獲得のチャンスを得ることができます。消費者にとって手間が少なく応募のハードルが下がるため、応募者の増加が見込まれます。
②幅広い年齢層や属性のユーザーにリーチが可能
LINEの国内ユーザーは日本の人口の7割以上と言われており、様々な年代や属性のユーザーにリーチできることから、幅広いユーザー層からの応募が期待できます。
③顧客接点を構築できる
LINEを利用することで顧客とのタッチポイントを構築することが可能です。継続的に顧客と接点を持つことで、新商品の販促や次回キャンペーンへの誘導にも役立てることができます。
④消費者の購買行動や興味・関心についてのデータ収集ができる
LINEレシートキャンペーンは、消費者の購買行動や興味・関心を詳細に把握するための強力なツールとして機能します。参加者がレシートを通じて応募する際、その情報を収集することで、どの製品がどの地域でどれだけ購入されているかなどを正確に把握することができます。
LINEレシートキャンペーンの応募フローイメージ
①レシート応募

②レシートOCR

LINEレシートキャンペーンの種類
LINEレシートキャンペーンには大きく分けて、トークルーム型とLINEログイン認証型の2種類が存在します。それぞれのポイントを理解することで、適切な形式を選択できるようになります。
①トークルーム型
トークルームで応募が完結するタイプです。トークルーム型は、LINEのトークルームを利用してキャンペーンへの参加が完了するため、参加者にとって手軽に応募できるのが魅力です。ユーザーはレシートの画像を撮影してトークルームに送信するだけで応募が完了します。このシンプルなプロセスは、参加のハードルを下げ、参加者数を増やす効果が期待できます。
特徴
・トークルーム内で応募が完了する形式
メリット
ユーザーが使い慣れたトークルームを活用するので、参加のハードルが低く、若い世代を中心に応募数の増加が見込まれる
アンケートなどもトークルームで完結するので、回答されやすく、顧客情報の収集もしやすい
デメリット
応募にトークルームを利用するので、トークルームが乱雑になりやすく、公式アカウントからのお知らせなど、LINEを使った別プロモーションをユーザーが見落とす可能性がある
②LINEログイン認証型
WEBでのキャンペーンにLINEログイン認証を組み込んだタイプです。システムの構築方法はLIFFブラウザを用いて、LINE内ブラウザで完結させる方法や、外部ブラウザで開くWEBキャンペーンにLINEログイン認証を組み込む方法などがあります。
LINEログイン認証型は、LINEログインを利用してユーザーを認証するタイプです。この方法では、ユーザーはLINE IDを使ってキャンペーンサイトにログインし、必要な情報を入力して応募します。トークルーム型に比べて情報収集が容易で、キャンペーン後のマーケティング施策に役立つデータを効果的に収集できます。ただし、ログインの手間が増える分、参加のハードルはやや高くなる可能性があります。
特徴
・LINEログイン認証機能を組み込んだWEBキャンペーン
メリット
トークルームを使用しないので、公式アカウントとの併用運用に適している
ユーザーがLINEログインを行うだけで、最低限の顧客情報が収集可能
デメリット
ユーザビリティが悪くなり、応募のハードルが高くなる
LINEアカウントの選び方

LINEレシートキャンペーンを実施する際のアカウントの選定も重要なポイントになります。
それぞれのアカウントの特徴やメリットを理解し、自社の目的や予算、ターゲットに合わせて最適な選択を行うことが、LINEレシートキャンペーンの成功に繋がります。
①キャンペーン用公式アカウント
キャンペーン用に開設したLINEアカウントを利用する方法です。
継続的に運用を行っていくことで、キャンペーンごとに友だち数や顧客情報が貯まっていき、メッセージ配信などで顧客とのコミュニケーションも可能になります。そのため、次回キャンペーンの応募者増加に期待できます。
公式アカウントではなく、キャンペーン専用のアカウントとして運用するので、キャンペーン以外の情報を発信する必要がなく、トークルーム型との相性も良く、継続的なキャンペーン施策と応募の手軽さの両立が可能です。
単発アカウントで行う場合に比べ、運用コストは高くなります。
特徴
・キャンペーン用のLINEアカウントを利用し、継続的な運用を行う
メリット
次回キャンペーンへの誘導がしやすい
トークルーム型が利用しやすい
キャンペーンを実施するたびにLINEの友だちと顧客情報が貯まっていく
デメリット
単発アカウントと比べて運用コストが高くなる
②キャンペーン用公式アカウント(単発)
キャンペーン用の一時的なアカウントを利用する方法です。
このアカウントは、キャンペーン期間中のみ使用されることが一般的で、短期間で効果的にプロモーションを行いたい場合に適しています。
特定のターゲット層に向けて迅速にアプローチすることが可能で、特定のニーズに応じてカスタマイズしやすいのが特徴です。
終了後にアカウントを閉鎖することで、運用コストもを削減でき、比較的安価で実施が可能です。
特徴
・特定のキャンペーン用のLINEアカウントを利用し、キャンペーン終了後に閉鎖する
メリット
手軽にキャンペーンの実施が可能
目的やニーズに合わせてカスタマイズすることが可能
運用コストがかからない
デメリット
キャンペーンごとにアカウントを作成するので、友だちや顧客情報が貯まりにくい
③LINE公式アカウント
自社で運用しているLINE公式アカウントを利用する方法です。
長期的なブランド構築や顧客との関係維持に適しています。
キャンペーンで獲得した友だちに対し、他のプロモーションの実施なども可能です。
キャンペーン以外の様々な情報を発信するので、ユーザーが情報を見落としやすく、トークルーム型との相性はよくありません。
またLINE公式アカウントで使用している機能によってはキャンペーンシステムとの互換性がない場合もあります。
メリット
キャンペーンで獲得した友だちに他のプロモーションの実施が可能
アカウントを分けないので、自社のファンの分散を防げる
デメリット
トークルーム型が利用しづらい
システムによっては利用ができない
LINEレシートキャンペーン運用のポイント

LINEレシートキャンペーンの運用にはいくつかのポイントが存在します。これらを適切に実施することで、効果を最大限に発揮することができます。
キャンペーン終了後の施策について
LINEレシートキャンペーンが終了した後も、その効果を持続させ、次回のキャンペーンに活かすための施策が重要です。
①ユーザーの購買傾向や興味・関心を分析
キャンペーンで得たデータを活用し、ユーザーの購買傾向や興味・関心を分析することが求められます。これにより、次回のキャンペーン計画において、よりターゲットに合わせた戦略を立てることが可能になります。また、キャンペーン応募時にアンケートを取得することによって、商品やサービスの改善のための貴重な情報を得られます。
②定期的な情報提供や特典の付与
キャンペーン期間中に獲得した友だち追加を維持するための施策として、定期的な情報提供や特典の付与を行うことが効果的です。これにより、ユーザーとの接点を継続的に持ち続け、ブランドロイヤリティを高めることができます。例えば、キャンペーン参加者限定のクーポン配布や、次回キャンペーンや新商品の先行案内などを行うと良いでしょう。
応募システムの選び方
キャンペーンを成功に導くためには、応募システムの選定も重要なポイントになります。
①応募しやすいUI
応募システムには、ユーザーが簡単に応募できるポイントを押さえたインターフェースが必要です。直感的でシンプルな操作性や、操作に対してのレスポンス速度などが重要になります。
システムベンダーが提供しているサンプルシステムやフローイメージなどで実際の挙動を確認し、ユーザビリティを事前に確認することが重要です。
サンプルシステムの例

LINEからキャンペーン応募できるシステム|トークdeゲット(TALKdeGET)
②応募データの取得
レシート情報を含むデータを効率的に管理できる機能が求められます。
どういったデータが取得できるのかを事前に確認しておくことで、キャンペーン終了後も収集したデータを活用し、今後のマーケティング戦略に役立てることが可能です。
③応募システムの柔軟性
システムの柔軟性が高ければ、特定のキャンペーンニーズに合わせてカスタマイズでき、より効果的なプロモーションが可能となります。
レシートのOCR機能やマイレージ、IW機能を追加することが可能か、システムとLINEアカウントの接続方法などを確認し、適切な応募システムを選定することで、キャンペーンの成功率を大幅に向上させます。
LINEレシートキャンペーンの成功事例
実際にLINEレシートキャンペーンを実施した例をご紹介いたします。
ぜひ自社キャンペーンのご参考にしてください。
食品会社Aが実施したLINEレシートキャンペーンの事例
概要
OCR機能を利用し、レシートのリアルタイム解析を行うことで、その場で景品が当たるキャンペーンを実施。その場で当たりが分かることで、応募のハードルが下がり応募者が増加。応募者の増加により、目的であるトライアルの促進に成功
目的
トライアルの促進
レシート解析方法
レシートOCR
抽選形式
インスタントウィン
LINEキャンペーン種類
トークルーム型
実施LINEアカウント
キャンペーン用公式アカウント
酒造メーカーBが実施したLINEレシートキャンペーンの事例
概要
自社公式アカウントの友だち増加施策でキャンペーンを実施。LINEログイン認証タイプを採用し、友だちの増加と別プロモーションのエンゲージメント増加の両立に成功
目的
LINE公式アカウントの友だち増加
レシート解析方法
キャンペーン事務局による手動チェック
抽選形式
後日抽選
LINEキャンペーン種類
LINEログイン認証型
実施LINEアカウント
LINE公式アカウント
まとめ
LINEレシートキャンペーンについて、基本的な概要、実施のポイント、成功事例などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ここで紹介したポイントや成功事例を参考に自社キャンペーンを成功に導きましょう。
LINEレシートキャンペーンはメリットがたくさんあると同時に、システムの選定やアカウントの運用がとても重要になります。
「Can-a」は販促会社としての40年の経験と知識、年間1300件以上にわたる圧倒的な運営実績にて、キャンペーン開始前の準備から終了後のフォローアップまで、全ての工程を一貫してサポートいたします。
自社オリジナルのLINEキャンペーンシステム「トークdeゲット」ではLINEを利用することで、簡単にLINEレシートキャンペーンの実施が可能です。
「やるべきことが分からない」「効果的なキャンペーンを知りたい」など、どんなお悩みでもまずはお気軽にお問い合わせください。
